先週の月曜日、校務先生から告知があったXデ-避難訓練が行われました。
Xデー避難訓練とは、実際にいつ行うのかなどの告知なしに行われる避難訓練です。
地震が発生した際には、「しゃがむ」「かくれる」「待つ」の3つをしっかりと行うことがまず大事との話もありました。
そして迎えた当日。時間は給食と清掃の間でした。給食の片付けの途中で、クラスから離れている給食当番の人もいたでしょうが、実際の地震は待ってはくれません。そのための訓練なのです。
当初の予定では避難先は運動場でしたが、雨の影響で体育館に変更になりました。校内放送も壊れてい使えないことを想定し、中庭からハンドマイクによる避難指示が出ていましたが、当然冬の閉めきった教室内には聞こえるはずもありません。実際の生徒の動きはというと…。
給食の食缶のふたで頭を守っている生徒もいました。廊下でかくれる場所もなく、ただその場でしゃがむよりほかなかった生徒もいました。しかし、多くの生徒は、戸惑いながらも、それぞれの場所でそれぞれの判断で身を守る行動をとり、体育館に避難する外を走っている生徒の姿を見て、全員が体育館へ避難することができました。これこそが、緊急時の臨機応変の力!さすがは中学生!
その後の2次避難の指示でも、迷うことなく全員が高所へと避難しきることができました。
実際に地震が起きたとき、想定通りの行動がとれるとは限りません。クラス全員が同じ場所にいるとも限りません。ひょっとしたら校舎が倒壊しており、校舎への2次避難ができないかもしれません。周りの状況をよく観察し、それに合わせた行動をとることができたことは、今回の訓練による大きな成果です。生徒の皆さんは、今回の経験を生かし、緊急時には、それぞれがしっかりと判断し、落ち着いて避難できるようにしてください。天災は忘れた頃にやってきます。
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